川崎への引っ越し増加に、待機児童なくすため保育施設受け入れ強化案

川崎市は2016年4月1日、現在の市内の保育所待機児童数が6人だったと発表しました。2年連続での待機児童ゼロとはなりませんでした。

ただ、2010年度の全国ワースト2位の1076人から、2015年度の待機児童ゼロを考えると、近年の川崎市の子育て支援の頑張りは評価に値すると思います。

川崎への転入、認可保育所申請の増加

川崎市は、東京都と横浜市という2つの大都市の間に位置して利便性の高い街ですし、
近年では、工場や社宅跡地の再開発が進み、武蔵小杉駅、川崎駅周辺などはおしゃれで住みやすい街になっているので、若い世代の方が多く転入してくるようになっています。

そんな中、2016年度でも、川崎市は受け入れ枠を昨年度よりも1870人分を増やして、過去最大の2万4739人と頑張りを見せました。

ただ、それ以上に、認可保育所の利用申請者数が昨年度を2312人も上回り、こちらも過去最多の2万7576人となったゆえに、待機児童ゼロを実現できなかったということです。

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出典:http://www.kanaloco.jp/article/170773/

また、待機児童数というのは、市が助成する川崎認定保育園に入ったり、育児休暇を延長したケースは算定から除外されていることに注意です。うした希望する認可保育所に入れない「保留児童」は前年比323人増の2554人に上っています。
(認定保育園は認可保育園に比べると、条件が悪いことが多いです)

 

川崎市の保育所整備数を増やすための取り組み

こういった条件を改善するために川崎市はさらなる受け入れ強化案を行っています。

さらに1875人分の受け入れ枠拡大を図ったり、
法人の保育士確保を支えるため保育士宿舎借り上げ費の一部補助を始めたり、
10月からはマンション等の開発事業者に対して、強制ではないが、保育所等の自主整備や1戸当たり30万円を基準とした寄附金を要請するようにします。

また、2017年度からは保育需要が高い、かつ建物賃借料が高騰する主要駅近辺での保育事業者の参入を促すため、賃借料が高騰した地域の補助額を手厚くすることを決めています。

川崎市への引っ越しを考えている方へ

けれど、子育てを考えている、「保活」をしている方にとっては、そういった背景や川崎市の頑張りは関係なく実際に自分の子供を保育園に入れることができるのかどうかが切実に大切だと思います。

川崎市への引っ越しを考えている方は、
保育園を考える親の会(「100都市 保育力充実度チェック」売ってます)や

2016年度。神奈川県川崎市の保育所当落ラインまとめ

WOMEN’SPARK(川崎市 保育園に関する口コミ)

といったページを参考にされるのもいいと思いますし、

なにより区役所の待機児童対策担当に電話もしくは足を運び直接たずねるようにしてください

 

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