2016年に公開された「君の名は。」ですが、
今さらですが、ものすごいブームになっていましたしたね。
アニメ映画、歴代興行収入ランキングにおける快挙
内容は、高校生の男の子と女の子が入れ替わるという内容で、
大人から子供まで男女に関係なく楽しめるように作られていました。
内容がいいものだったということは、置いておくとして、
興行収入が、なんと200億円を超えてしまって、すごいことになりましたね。
アニメ映画の歴代興行収入ランキング2016を見てもらうとわかりますが、
「君の名は。」は歴代アニメ映画の興行収入ランキングで3位になります。
とんでもすごいことだと思います。
なにがすごいかって、
歴代で上位を占めていたアニメ映画はジブリやディズニー、あるいはシリーズ物やメディアミックスばかりだったのに、今回の「君の名は。」はそれらに比べて地盤が弱いという状況にも関わらず、数々のアニメ映画を抜いて歴代3位になったということがすごいと思います。
新海誠監督は、いくつか過去作を作っていてファンもいましたが、
それでも、過去の実績、ブランド名、前宣伝をジブリなどと比べると圧倒的に弱ったのに、今回これだけブームになりましたからね。
新海誠監督が手がけた作品のダイジェスト動画
ヒットへの意欲
今作は過去作と同様に、圧倒的な映像美と音楽の融合による魅力を備えたアニメでしたし、
新海誠監督の今までの作品は必ずしもハッピーエンドなわけではなく、
苦い結末で万人受けする内容ではなかったのですが、今作は素直なハッピーエンドになりましたね。
プロデューサーは川村元気という人で、「電車男」や「告白」「モテキ」「おおかみこどもの雨と雪」の企画やプロデュースをしてきた人のようです。
今回のテーマ曲を担当した人気バンドRADWIMPSにも、新海誠監督がファンだと知ってすぐに交渉したらしいです。
また、作画監督は安藤雅司という人で、「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」「東京ゴッドファーザーズ」「パプリカ」とかの作画監督を務めて、原画担当としては「イノセンス」や「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」を担当していた人のようです。
他にも今回は多くのビッグネームが制作に関わっていたようですし、作風も変えてきて、今までよりもヒット作にしようという意欲が強かったのかなと思います。
今後の新海誠監督がどのような作品を作っていくのか楽しみです。