夏にを使っていると、問題になるのが熱くなることです。無線LANルーター機器が熱くなりすぎると熱暴走を防ぐために機能低下して接続状態が悪くなりますよね。
というか、接続がつながらなくなってイライラすることもありますよね。
そこで、私の経験も交えて手軽に無線LANルーターの熱を下げる方法をまとめておきたいと思います。
こういった方法を取ることでネット接続が快適になってイライラから解放されますし、無線LANルーターの寿命も伸びますので、できるかたは試してみてください。
少なくとも、熱すぎて接続が切断されるという事態は解消されると思います。
目次
無線LANルーターの設置の基本
まず当たり前ですが、無線LANルーター置き場所の基本です。
- 直射日光が当たるところには置かない
- 熱気がこもる天井付近には置かない
- 近くに物、特に発熱物は置かない
- できれば風通しのいい場所に置く
無線LANルーターをエアコン、クーラーの冷風で冷やす
エアコン、クーラーの冷風が当たる場所に無線LANルーターを設置して冷やします。
これができるとかなり楽になります。
モバイルルーターだとこの方法が取りやすいです。
さらに、エアコン本体から紐でモバイルルーターを吊り下げて送風口のすぐ近くに置いておくと最強です。
熱くなることとは無縁になるので、できる方にはオススメの方法です。
(経験上、冷風が当たる3メートル以内におければ十分な効果があると思います)
無線LANルーターを小型扇風機の風で冷やす
これはスタンド設置型の無線LANルーターでもモバイルルーターでも、どちらでも簡単にできることです。
また、エアコンやクーラーは極力使わないという人にも使いやすい方法になります。
自分が近くで扇風機の風を受け続けることを想像するとわかるかと思いますが、侮れない冷却能力を発揮してくれます。
この方法では扇風機ではなく、ルーター専用の冷却ファンや冷却スタンドも販売されています。
小型扇風機を持っていない人は改めて買うよりも、無線LANルーターの冷却用途で使うならこういった専用ファンを買った方がいいかもしれません。
こちらの記事では、温度調査までされてます。
予想以上に本体温度が下がった! 「ルーター冷却スタンド」で無線LAN機器の熱対策
私は少しでも温度を下げようと送風元の後ろにアイスノン(冷却枕)などを設置して、冷風を送るようにしていました。
(エアコンがない部屋だったのです)
据え置き型の無線LANルーター機器で温度が気になるほど熱くなる方は、冷却スタンドはよいと思います。
(私はノートPCで冷却スタンド使用してますが、いい感じです。)
無線LANルーターに水を塗って冷やす
これは少し面倒くさい方法になるのですが、無線LANルーターが自分の手が届く範囲にあるときに有効です。
スタンド設置型、モバイル型、どちらの無線LANルーターにでも使えます。
機器の継ぎ目に水が入らない表面の場所を、水で濡らした手や布で水気が残るようにして拭きます。
水の気化熱で機器の熱を下げてくれます。
暑い日差しの中、水で濡らしたタオルで拭く気分をきっと味わってくれているはずです。
なんども自分の手でやるのが面倒ではない人は気が向いたときにやってみていいんじゃないでしょうか。
……あまりオススメはしません(笑)
無線LANルーターを氷水袋で覆って冷やす
ビニール袋を2重にして、その中に氷と水を入れます。そして、それを無線LANルーターをいい感じに覆うようにして置きます。
これは機器の温度を急激に下げてくれます。
注意点としては、
ビニールから水漏れしたら大惨事なので、そうならないように細心の注意を払うこと。
無線LANルーターをいかにいい感じに覆うのか工夫がいること。
氷が溶けて温くなったら、交換する手間がかかること。
無線LANルーターをアイスノンで囲んで冷やす
これは無線LANルーターをアイスノンで覆う方法です。
モバイルルーターの場合は、アイスノンの上に載せたり2つのアイスノンで挟んだりしていました。
スタンド設置型の無線LANルーターの場合は二つのアイスノンで挟んで、輪ゴムやヒモで固定していました。
これは氷水袋の方法に比べれば、冷却能力は減らず、交換の手間がぐっと減るので、アイスノンを持っている方は試してみてもいいのではと思います。
失敗談:無線LANルーターを冷蔵庫に入れる
モバイルルーターで試した方法です。
冷却能力はピカイチの方法だったのですが、電波が飛ばない(笑)
熱い無線LANルーターが冷え冷えになったときは感動したのですが、
接続状態が最悪だったので、断念した方法です(笑)
ただこの方法は、熱くなりすぎて無線LANルーターでのネット接続ができなくなったときに、電源を切って、早く冷やしたいという場合には有効です。私はそうしていました。
また、ちょっと用事で席を外すというときには、冷蔵庫にいれてました。
(急激に冷やしすぎると機器によくなさそうなので冷凍庫ではなく冷蔵庫を使うようにしていました。私の場合は、この方法を使うことによって内部結露が生じたなどの機器の不具合は特に経験したこともないですし、機器の寿命が短くなったと感じたこともありませんが、心配な方はやめておいた方がいいと思います)
無線LANを保冷剤で挟む
モバイルルーターやスマホであれば、この方法がお手軽かつ有効です。というか、アイスノンのソフトな感じですね。
ポイントとしては、モバイルルーターよりも大きめの常温の保冷剤で、無線ルーターになるべく大きな面積で接するようにして冷やすことです。
私は一度も経験したことがないのですが、急激に冷やすとルーター内部で結露して水気が生じて故障する場合もあるそうなので、ゆっくりと冷やす方がよいみたいです。
急速冷却で冷え冷えとはなりませんが、触るのもつらいレベルの熱さは収まります。保冷剤のジェルが熱を吸い取ってくれるのがわかります。
保冷剤が温かくなったら、軽く冷蔵庫にいれたり、水にいれたりして冷却能力を復活させてあげます。
ちなみに、小さい保冷剤だとすぐにぬるくなって、頻繁に冷やす手間が必要になって面倒くさいので、持ち運び用でなければ大きめの冷却剤のほうがオススメです。
無線LANを持ち運んで外で使うという方は、この商品のように挟んでバンドなどで固定がいいかと。
無線LANにヒートシンクを付ける
これは据え置き型の無線LANでもモバイル無線LANでもどちらでも使える方法です。
熱くなる部分にペタッと貼り付けると熱を吸い上げてくれます。ヒートシンクが熱くなって、本体の熱が下がるのが少し面白いです。
仕組みとしては、熱伝導のよいアルミなどの材質を使って、剣山のようにでこぼこの形にして表面積を増やすことで熱を逃がしていくというものです。
なので、冷風や冷水をあてると効果がさらによくなります。
良い点としては、安くて簡単に使えるということ。
悪い点としては、
見た目がやぼったいことと、
持ち運びのさいには、持ち運びがしにくいこと。
無線LANルーターを冷やすオススメの方法
バカな方法も紹介しましたが、オススメは以下の方法のどれかじゃないでしょうか。
エアコン、クーラー
扇風機、ファン
アイスノン、保冷剤
ヒートシンク
持ち運びしなくて、見た目が気にならないという方は、ヒートシンクと冷風を組み合わせるのが冷却方法としてオススメです。
お手軽で効果抜群です。
ちょっとした手間で無線LANルーターの熱はさげられますので、困っている方は試してみてください。