ネットワークビジネス体験談(モデーアへの勧誘から参加まで:出会い)

今回からの記事では、私がネットワークビジネス(マルチ商法)のモデーア、ワンダーランドに関わることになった経緯、どんな勧誘をされて始めることになったのかその流れを体験に基づいて書いてみます

ネットワークビジネス勧誘者とは交流会での出会いでした

私を後にモデーアへと勧誘することになる人と出会ったのは、
友人と一緒に参加した立食形式のパーティー、交流会です

当時、地方の田舎から上京してきたばかりで、
都会のことをなにも知らず、知り合いもほぼいないという状態で
せっかくだから都会っぽく多くの人が気軽に集まるらしい交流会に行ってみようということで参加しました。

初めての大都会。
祭りでもないのに見渡す限りともいえる人の気配。
雑多でありながら、おしゃれさを感じさせる夜の街並み。

そのときの、私は田舎者をちょい出しというか、丸出しな感じだったかと思います。

そんな感じの普段よりも高揚した気分で交流会(50~100人の規模でした)に参加して過ごしました。

それで、そのときに連絡先を聞かれた何人かの方と連絡先を交換しました。

連絡先を交換したのは、
複数人会話のとき2人会話のとき、どちらのときにも関わらず会話をしていて気遣いや盛り上げをしてくれて話がしやすくていい人というイメージの人たちでした。

(この時は、会場での動き方を見ていたらどんな目的でパーティーに参加している人なのかはなんとなく分かるということを知りませんでした。ネットワークビジネス勧誘者の交流会やパーティー会場での特徴)

後日、何人かの方から連絡が来たのですが、年齢が近く会場でよく話した2人とやり取りが続くようになりました。

東京、神奈川に知り合いがいなかった私にとっては、関東の同年代で連絡をとり合う人ができたことは嬉しいことでした。

食事で本をすすめられる

この2人(O君、Pさん)とは、ちょこちょこと連絡を取り合うことになったわけですが、メールでのやりとりの内容は要約すれば「最近、どう?」に対して私が仕事や生活のことを少し話し、向こうから「食事行かない?」や「集まって遊ばない?」に話がたどり着く感じでした。

この2人とは知り合ってからそんなに日を空けずに、それぞれと2人で食事をしました

細かくは覚えていませんが、そのときの話の内容は、どちらもこんな感じだったなーと思います。

私「都会は人が多いね、すごいね。よくああいったパーティーに行ってるの?」
OP「うん、けっこう行ってるね。今の仕事だけじゃなくて、もっと頑張りたくて色んな人と知り合って人脈を広げていきたいから
私「へぇー、すごい! 頑張ってるんだ。私とは大違い。どんな感じなの!?」

この質問からO君、Pさんの頑張っているストーリーが始まります。

どうして頑張ろうと思ったの?
「今の仕事に満足してないから」
「ただなんとなく日々を過ごすよりもなにか目標を持って頑張りたいと思ったから」
「人と話すのは楽しいけれど、ただ話すだけよりもどうせなら実りある話をした方がいいと思ったから」
「周りにも頑張っている人がいたから自分も頑張っていきたいと思ったから」

どんな感じなの?
「色んな人に会えて楽しいよ」
「それに頑張ってみようと思えた人に色々と教わって勉強してる」
「充実してる」

教えてくれる人はどんな人なの?
(O君の場合は、自分の直接の紹介者と、さらに上位の人の話が出てきました)
(Pさんの場合は、自分の直接の紹介者がセミナーの壇上で話すくらいの人でしたのでその人の話が中心でした)

O「同い年くらいの人だけど、本業の他にもうひとつビジネスやってる人なんだけど、すごい面白い人だよ」
P「もうすぐ独立する人ってなんだけど、悩んだときにすごい親身なって相談に乗ってくれてこうなりたいって人だよ」

OP「その人は社長(経営)をやっている人から話を聞いて学ばせてもらって活動してる人なんだよ」

確か、こんな感じでした。

話しているときの表情はとてもイキイキとしていましたし、話している内容も頷ける部分が多く、とにかく充実している感じがかなり伝わってきたことを覚えてます

頭が空っぽの私は自分の人生のことについてなど考えたこともなく、すごいな、しっかりしてるなと、かなりの衝撃を受けました。

2人が共に似たような話をしてきていたので、その当時の私といったら……

都会ってこんなに頑張ってるすごい人ばかりなのか!?
しかも、こんな話を自分のような知り合って間もない人間にしてくれるなんて、めちゃくちゃいい人だ!
すごい! とにかくすごい! すごくていい人たちがたくさんいるんだ!
いい人と出会えて良かった!

と、幸せな気分にちょっと舞い上がっていました。

そして、2人からオススメの本のだよとすすめられた本が
金持ち父さん、貧乏父さん」です。

お金や働き方、人生についての考え方を変えるきっかけになるとてもいい本だよ。ベストセラーにもなってるし、読んでみて」とすすめられました。

本を読むのは嫌いではなかったので、すぐに買って読もうと勢いづいていました。
(1人から言われただけではなく2人から言われたということが、頑張っている人たちの常識なのかなーと考え、読んでみようと私に思わせました)

はい、すぐに買って、すぐに読み終わりました(笑)

人(アップライン)を紹介される

本を読み終わってから、O君Pさんと再び会って話をしました。

2人はどちらも「読むの早かったね。どうだった!?」と嬉しそうな感じで感想を聞いてきてくれました。

「金持ち父さん、貧乏父さん」は読んでみると、「なるほどー。貧乏父さんよりも金持ち父さんの生き方のほうがいいなー」と思わせてくれる本でした。 

「いや、私は著者の方のようにはなれないでしょー」という想いは強かったですが、この世のことお金のことについての考えはその通りだと思い、
働き方や努力する場所の違いで収入の在り方が違うってくるんだということを知り、できることならお金のことビジネスについてのことを学べたら素敵だなという感想を抱きました

そういった「お金や働き方について少し考えさせられたよ、金持ち父さんのようになれたらいいね」という前向きに感じた部分の感想を私は2人に語りました。

2人は頷いたりしながら熱心に私の感想について聞いてくれました。
私は同じ本を読んで誰かと感想を言い合うという経験をしたことがなかったのもあり、同じ本について語れるということだけで嬉しかったことを覚えています。

それだけでなく、読んで語って満足した私に向かって、OPの2人は言ってきました。

「自分もそう思ったんだよ。そして、そう思った人たちと頑張っている。成功者のもとで学んでいる」と。

 

この発言を聞いてOPの2人を羨ましいなと思いました。

私は自分が「金持ち父さん、貧乏父さん」の著者ロバート・キヨサキさんのような金持ちになれるとはこれっぽちも思っていませんでしたが、それでも本に書かれていたような内容を教えてもらえているなら、実践していけるならそれは純粋に身のためになるし楽しいだろうなと思えたからです。
(この頃は、いっさいネットワークビジネスをやっているなどという話は出てきません)

そんな羨ましく思っている私に向かって、なんとさらに言ってきてくれたんです。

「良かったら、紹介するよ?」と。

私は羨む気持ちや興味はあれど、自分がそんなに頑張っている姿を想像できなかったので、まず断りました。

でも、O君Pさんは気にせずに誘ってきました。

「別に、そんなに固くなる必要はないよ。S(私)はしっかりしてるから、紹介してあげたいんだ。少し話してみるだけでSのためになると思うし、一度、会ってみようよ」と。

こんなことを言われました。

正直なところ、OPの2人とは会ってそんなに日が経っているわけでもないし、私がどういった人生を歩んできたか、どんな人間なのかといったことを深く知れるほどの話をした覚えはなかったので、よく知りもしない人間で、かつ断りの言葉を口にするような自分を忙しく活動しているらしいお世話になっている「すごい人」にそんな簡単に紹介してくれることに関して疑問を感じました。

O君Pさんがいい人なんだというように感じてはいましたが、お世話になっている人の時間を割いて紹介しようとするのならもっと私について知ってからの方がいいんじゃないの?

「何時間でも話せる、良いところもたくさん知ってる」だから紹介したいならわかるのに……

そんな疑問や不信がこのとき、初めてかすかに生まれました

でも、せっかくの機会なので私はO君Pさんがお世話になっているという人に後日お会いすることにしました。

紹介された人(アップライン)も含め三人で会う

後日、Oさん、P君の紹介でそれぞれの人にお会いしました。

Oさんが紹介してくれたのはGさん(30歳ほど)でした。

もうすぐビジネスで独立して脱サラをしようかという方と聞いていて、
(後に小規模のセミナーではスピーカーを務めている方だと知りました)
非常に忙しいらしく、お会いしたのは22:30を越えていたのを覚えています。

Gさんは、元証券マンの方でかなりの収入を稼いでいたそうです。

できる証券マンと言われると納得できるような、体格がよく声もはっきりとしていて、緊張している私に対してユーモアも気遣いも傾聴もよくしていただき、とても会話がお上手な人でした。

Gさんは尊敬する上司の激務な働き方を見て、ずっとそんな働き方はイヤだということで退社という人でした。

退社するにあたって、知り合いである社長さんに悩みを相談して、自分のしたい生き方は今の会社ではできないということで退社を決断。

そして、その社長さんにビジネスを教えてもらうことにしたとのこと。
その社長さんに教わるにあたって、社長さんの空いている時間に教わることを最優先にするために、転職は残業のない事務職を選んだとのこと。(この社長というのは、後から振り返ればネットワークビジネスで稼いでいる人のことだと思いました)

日々の生活に必要な最低限のお金をもらえれば、後は社長さんの都合に合わせられるかどうかで仕事を選んだと言ってました。

転職先での仕事に対しては最低限の時間だけ使うようにして、ビジネスに使う時間を最大限に使えるようにしたと

このとき、私はそのGさんがどんなビジネスをやっているのかは全く知りませんでしたが、
そのときはなんのビジネスをしている人なのかということはあまり気にならず、ただGさんの語りが熱く真剣でカッコイいいなと思いました。

覚悟を決めてビジネスに打ち込んでいる生き方を語るGさんはカッコよかったのです。

私はGさんに「金持ち父さん、貧乏父さん」を読んでの感想や仕事についての悩みを話しました。
Gさんは真摯にこちらの話を聞いてくれて、自身の社会人経験、ビジネス経験をもとにアドバイスをいただきました。
私は「なるほど」と言いながらメモを取っていました。

当時の私の悩みに年長者で答えてくれる人もいなかたですし、胸を熱くしとても励みになったことを覚えています

話に区切りがついたところで、Gさんはまだこの後も予定があるようで颯爽と去っていきました。

その姿に、23:00を越えてまだ予定が入っているのか、タフだしやはり自分のビジネスを持とうとしている人はあれくらい頑張って働かないといけないのか、

自分には無理そうだけど、そのカッコよさは素敵だと思いました。

私はその後しばらくOさんと話し、Gさんに会わせていただいたこと、大変に有意義な時間をいただいたことにお礼を言って別れました。

 

 

P君に紹介してもらった方はNさん(30歳ほど)でした。

NさんはGさんとそんなに年の変わらない方でした。

Nさんは営業、事務員と経験されており、現在は電話営業をされているという方でした。
(このときは知らなかったのですが、最初の正社員の営業をやめて以降はすべて契約社員の方でした。ネットワークビジネスに取り組むネットワーカーで定職に就いていない人は自分がなんの仕事をしているのか濁した言い方をする人が多いです)

Nさんは気さくでお話をしやすく親しみを持てる方でした。

Nさんも普段の仕事以外にも、時間を使って自分でビジネスに取り組んでいられる方らしく、
ビジネスや仕事についての話も多少しましたが、正直なところ、Nさんは仕事ができる人という印象は伝わってこず、話に迫力というか説得力は感じられませんでした。

そのせいか、そのときはNさんは一体なんのビジネスを取り組んでいるのだろうかと気になりました。
どんなビジネスか聞いてみたのですが、「なにをやっているかは簡単に誰にでも教えられるわけではないからねー」といった感じではぐらかれました

そのときの私は、知り合って間もない人間に自身のビジネスの内容をあれこれと話すのはこのようなネット時代で、どこから変な噂をされたりするかわからないし、そういったリスクを考えてのことなんだろうかと考えて、その返答に多少のおかしさは感じましたが勝手にそう納得していました

P君、Nさんとは、お会いした時間の全体を通して、ビジネスの話という雰囲気よりも普段の生活全般の話をしたという印象の食事になりました。

最後に「ビジネスがどうこう真面目な話に関係なく同年代で遊んでるし、今度、みんなで集まって遊ぶからおいでよ」と誘ってもらい、私はただ同年代の人たちと話して遊びたかったので、気軽に参加させていただきますと答えました。