川原礫さんが執筆した名作、「ソードアートオンライン」。言わずと知れた近年で最大の面白さを持った長編ライトノベル。
10年以上も前に描かれていて、個人サイトのネット小説として公開されていた作品でしたが、今となっては様々にメディアミックされて、記録的な発行部数を記録するまでに至っている。
すごいという言葉しか浮かばないです。そんなソードアートオンラインの発行部数などについて調べてみました。
ソードアートオンラインとは
クリアするまで脱出不可能、ゲームオーバーは本当の“死”を意味する。
バーチャルリアルのデスゲームに閉じ込められた少年を主人公とする、VRMMOを舞台に描かれた作品ですね。
=あらすじ=
謎の次世代MMO『ソードアート・オンライン(SAO)』の“真実”を知らずにログインした約一万人のユーザーと共に、その苛酷なデスバトルは幕を開けた。
SAOに参加した一人である主人公・キリトは、いち早くこのMMOの“真実”を受け入れる。そして、クリア条件である最上階層到達を目指し、熾烈な冒険を単独で続けるキリトだったが、レイピアの名手・女流剣士アスナの強引な誘いによって彼女とコンビを組むことに。その出会いは、キリトに運命とも呼べる契機をもたらし―。
面白さは言うまでもなく、人を惹きつける魅力がいくつもある作品です。
何年にも渡って(2002-2008年ごろ)、ネットで公開されていた作品で、
私は読んでいましたが、次の最新話はいつ更新されるのだろと毎回楽しみに待っていた記憶や、なんでこんなに面白い小説が書かれているんだろうと不思議に思った記憶がある作品です。
(ちなみに、川原礫さんが描かれていた登場人物たちの絵もお上手で、絵も文も上手いのかーと思ったのも懐かしいです)
ソードアートオンラインの発行部数
ソードアオートオンラインはもともとは、第9回電撃ゲーム小説大賞応募用に執筆されていた作品だったそうですが、書き上げた原稿が応募規定枚数を大きく超えてしまい、どうやって文章を削ればいいのかわからなかったことから応募を断念して、ネットで公開することになったようです。
そんなソードアオートオンラインが世の表舞台というか商業作品として登場したのが、2009年4月のことです。
川原礫さんのデビュー作は、アクセル・ワールドという2008年の第15回電撃小説大賞の大賞受賞作品ですが、その際にソードアートオンラインを読んだ編集者(たしか、三木一馬さん)の提案によって、デビュー1作目の2カ月後に電撃文庫から商業作品として発行されることになりました。
そして、発表されてからの人気がすごい。
2016年7月、ソードアートオンライン原作文庫シリーズの日本国内での累計発行部数が1,250万部、全世界では1,900万部を突破してしまっているという。
この数字は日本の歴代ライトノベル発行部数の順位で言うと第3位の記録になります。
いやー、すごいです。
『このライトノベルがすごい!』2012、2013年において、刊行史上初の作品部門で2連覇も達成されていますし、アニメ化を初めとして様々なメディアミックスがなされる人気っぷりで、
コンシューマゲームとしては2013年の発売から190万本の売り上げ、アプリゲームのダウンロード数は900万を越えるという……。
さらに、今現在では劇場版が公開されていますし、なんとハリウッドで実写化もされるというし。
「劇場版ソードアートオンライン」は2017年の2月18・19日の土日2日間で30万人を超える人を動員しちゃって、興行収入では4億2576万円を記録して、全国映画動員ランキングで初登場1位になってるし。
劇場版アニメが初登場首位になるのは、昨年大ヒットした『君の名は。』の記録以来の快挙なんですって。
うん、ほんとにすごいです。
ライトノベル分野において、まさに名を残す記録的な作品なのは間違いないですね。