ひきこもりニートをやっていると、髪が伸びてきたときに散髪をどうしようかと悩みます。
美容室がいいのか。格安カットがいいのか。自分で切るのがいいのか。
ひきこもりニートの状況別でオススメの散髪方法について、まとめておきます。
目次
ひきこもりニートが散髪で悩むこと
ひきこもりニートが髪の毛が伸びてきたときに髪の毛を切ろうとして悩むことは下記のことだと思います。(私の体験談からによるものです)
- 髪の毛が伸びてきてうっとうしいな
- 美容院や理容院、床屋には怖くて行けないな
→「ご職業は何されているんですか?」や「趣味はあるんですか?」みたいな雑談がイヤ - 偶然、誰かに見られたときに不潔な姿だと思われるのはイヤだな
- 美容院に行くお金は厳しいな
そもそも上記の悩みは、ひきこもりニートの程度や目的によって変わってくるものだと思います。
ひきこもりニートの程度と散髪や美容室に求める目的
どの程度のひきこもりニートなのか、また、散髪や美容室にどんな目的を求めるかによって、悩みが生まれますし、オススメの散髪方法も変わります。
私の場合は、ひきこもりニートの程度が以下のようにありました。
- 自分の部屋から出ない。家族とも話さない
- 家族とは話す。外には出られない
- 外には出られる。見ず知らずの人と話せない
また、私の場合は、散髪や美容室に求める目的は、以下のものでした。
- 髪がジャマだから切りたいだけ
- 社会復帰のため、身だしなみを整えたい(不潔でなく清潔であればいい)
- 社会復帰のため、会話の練習をしたい
- オシャレをしたい
散髪や美容室に求める目的は、ひきこもりニートの段階に連動して変わっていきました。
なので、ひきこもりニートの段階・目的ごとで選んだ散髪方法も違っていました。
ひきこもりニートの散髪方法の結論
ひきこもりニートの人は、自分が最も優先したいことはなんなのかによって、自分に合った散髪方法を決めるのが良いと思います。
それぞれの散髪方法の特徴についてまとめておきます。
重度ひきこもりニートは、セルフカットしか道がありません。自分で髪を切れるように、腕を磨きましょう。
軽度ひきこもりニートで、身だしなみを整えたいだけの場合は、セルフカットでも格安カットでもどちらでも良いと思います。無難な髪型にはできます。
軽度ひきこもりニートで、オシャレにお金をかける価値があると思う場合は、美容院にすればいいと思います。(社会復帰自体には、オシャレである必要はまったくないです)
私の場合、今は全ての散髪方法を経験した上で、ひきこもりニートを脱出して普通に外出して働いていても、セルフカットです。自分で髪を切って、問題なく社会生活を送れています。
下の記事で、重度ひきこもりニートだった頃の感覚でアホなことを書いてますので、興味ある人は読んでみてください。
(ひきこもりニートで、セルフカットしている人の割合についても書いてあります)
ひきこもりニートは美容室の世間話をどうすればいいのか?
「オシャレはしたいんだけど、美容室に行くのは怖いな」と思うひきこもりニートへの参考として、
美容室の雑談に苦手意識を持っていた私が試したことのある方法を書いておきます。
美容室に特有のことではなく、普段の会話についても言えることです……。
前もって、どんな答えを返すのか設定を考えておく
どんな質問が来るか、ある程度の想像がついている場合は、前もってどんな答えを返すのか考えておきます。
だいたい美容師に聞かれる質問内容は、「なにをしている人なのか」、「なにをきっかけに来店したのか」があります。
そのうえで、「どんな生活をしている人なのか(趣味とか、よく行くお店とか、などなど)」を幅広く話が広がります。
職業・身分については、本当は違ったとしても、話せる内容であれば「○○で働いてます」とか「学生です」と言っておけばいいです。
(地元で噂になるのは困るという状況でなければ)正直に、「ひきこもりです。ニートです。毎日大変です」と言っても問題ないです。
美容師さんは「えっ、そうなんですか」みたいな反応をされるくらいです。
ときには、「自分もフラフラしてニートやってましたよ」みたいな人もいます。
客商売なので、「うわー、ないわ」と冷たい反応をする美容師さんはまずいません。
なんとか良い感じに優しく会話をつなげようとしてくれます。(内心でどう思われているのかは別ですが……)
趣味とか人間関係についても、本当のことを言うのはイヤだというときは、あらかじめ設定を作っておきましょう。
何度か経験していると、会話できるようになります。
前もって、会話下手であることを伝えておく
会話の最初のほうに、
「美容師さんって、世間話をしながら髪を切っていただける方が多いでじゃないですか? 恥ずかしいんですが、自分は口下手なので、受け答えがダメダメでも許してくださいね」
のような一言を入れておけば、「大丈夫ですよ」と言ってもらえます。
その後は、アタフタしながら会話しても問題ないです。
話題を限定する。質問する
なるべく話題をせまくすむようにします。
例えば、「どんな髪型がいいのか」と聞かれたら、
自分の希望を伝えるだけでなく、
「普段の髪の手入れで悩んでいるんですけど、自分の髪質の場合はどんな手入れがいいんでしょうか?」
と自分から質問することで、話題を「髪」から広がらないようにします。
ちなみに、美容師さんも髪の話ならスラスラと話してくれるので、美容院ではオススメの話題です。
せまい話題で話すことで会話がラクになります。
相手を話題にする。質問された内容をオウム返しにする
相手を話題にして、なるべく自分のことは話さないようにします。
例えば、美容師さんが「趣味はなんですか?」と聞いてきたら、
「○○なんですけど、あんまり熱心じゃないです」とか「無趣味です」みたいに答えたあとに、
「美容師さんは、どんな趣味をお持ちなんですか」と聞き返します。
相手がなにか答えてくれたら、その話題について質問していきます。
ひきこもりニートは、自分のことは話さず、相手に話してもらえるような会話運びをできるようになっておくと、社会復帰するときに役立ちます。
目をつむる
目をつむるのが、一番簡単です。
髪型の要望について伝えたら、さっさと目をつむります。
そして、美容師さんがなにか質問してきたときは、いかにも眠いんですと伝わるように、なるべく短い返事をします。
寝たいんだなと思われれば、話しかけてこなくなります。
会話に不慣れなときや会話が面倒くさいときは、目をつむりましょう。最強の方法です。
ちなみに、会話の練習をしたいときは、頑張って美容師さんと話してみて、「もう会話のネタが尽きたよ」というタイミングで目をつむります。
少しずつ会話の時間を伸ばしていきましょう。
本やスマホを見る
目をつむっての対応が苦手という人は、本やスマホを持って行けばいいです。
髪をカットしてもらっている間も、「コレを読んでいてもいいですか?」と言っておけば、最低限のことしか話しかけられなくなります。
ひきこもりニートが美容室で世間話を上手に話そうとする必要はない
ひきこもりニートをやっていると、周りのみんなが自分のことを注目しているじゃないかと不安になることもあると思います。
ひきこもりニートだとバレると犯罪者やゴミくずのような扱いをされるのではと不安に思っていた時期が私にはありました。
けれど、少し変な挙動や会話をしても平気だったし、別にひきこもりニートだとバレても平気でした。
美容室で働いてる人は、個性的な人の割合が多いですし、また、あくまでお客さんをオシャレにするのが仕事なので、客がひきこもりニートでも気にされないです。
別に美容室だからといって、気負いすぎる必要はないんじゃないかなと思います。
オシャレをしたいひきこもりニートは、気楽に美容院に行けばいけばいいんじゃないでしょうか。