ネットワークビジネス体験談(モデーアへの勧誘から参加まで:参加)

ネットワークビジネス体験談(モデーアへの勧誘から参加まで:不信)の続きです。記事を書く事で振り返ってみると、私はビジネスに参加するまでに何度も小さな不信を抱いていたのだなと改めて感じました。それでも参加しようと思ったのですが、私のような人はけっこういるのではないでしょうか。
(私が勧誘を受けた理由はいずれ書きたいと思います)

勧誘者にビジネス参加の意思を伝える

1年ほどO君Nさんの交流イベントに顔を出して楽しく遊ぶ期間が続いたわけなのですが、その間、2人からネットワークビジネスへの勧誘を匂わす言葉はほぼなかったです。

私の仕事ではネットワークビジネスを副業にするのが無理だったからです。
(それでも交流イベントに呼ばれていたのは、私の場合は盛り上げ、人数合わせのためだと思われます)

しかし、転職、無職の人間となれば勧誘してきます。
ずっと転職をしようか悩んでいた私も、ちょうど退社を言える機会があったので、それを機についに転職することにしました。

O君に言いました。
「仕事やめたよー。転職することにしたよ」

O「ついにやめたんだ。これからどうするの?」
私「特に考えてないよ。楽な仕事がいいなー(笑)」

そんなどうしようもないことを言っている私にOくんはビジネスに誘ってきました。

O「誰でもいいわけじゃないけど、Sとなら一緒にビジネスをやってみたいんだけど…」

一緒にやっている人の魅力を語ったり。手軽に始められることなど、すでに何度か聞いている話をして誘ってきました

ただ、このときO君ははっきりと「ビジネスやろう! Kさんに紹介する!」とはなかなか言ってきませんでした。
(このときはっきりと勧誘してくる言葉を言ってこなかったのは、後になって思うのは断られる経験を何度もしてきたことによるものだろうということです。営業や勧誘をやったことがある人なら、きっと経験したことがあるはず)

私はOくんのことが話しやすくて、人としては好きでしたし、私はとくに時間をかけてやりたいことも他になかったので、働きながらできる副業ビジネスで、Oくんとやれるならやってみようという気になっていました。さっさともっとはっきり誘ってくれていいのにと聞きながら思っていました。

私はO君のことを信用していたのです。

なので、「うん、やってみたいよ」と私から言いました。

しかし、「で、どんなビジネスなの?」とこの段階で聞いても「自分の口からだと誤解を与えるかもしれないし、詳しいことは師匠にいいと言われてから。ただ、みんなで一緒に助け合いながらできるビジネスだよ」としか言って来ませんでした。

えっ、やるって言っている人間に対しても、まったくどんな内容の仕事かも言わないの?と不信に思いました。

営業なのか事務なのか企画なのか制作なのか、どんな内容のビジネスなのかも言わないということに不信感を抱きましたが、O君という人間を信用してましたし、そのKさんに話を聞けば判明するからいいだろうと自分を納得させました。

五反田のバーに行く

そして後日、私の場合は、Kさんが経営しているというバーに連れていかれました。
(ネットワークビジネス勧誘者の経営者は、飲食店経営が多いです)

そのバーは、ものすごくこじんまりとしたお店でした。五反田にあるバーです。

「えっ、こんなビルの場所で看板なども出さずにできるの!?」というのが到着してまず思ったことです。

そして、エレベーターで上に上がってお店に入ると、狭い店内の中に30人ほどの人が所狭しといて、びっくりしました。
いくつもの人の輪が出来ていて、どこも話が盛り上がっている様子でした。

人口密度が高いせいか、あるいはビジネスつながりの人もいるということもいるということを知っていたからか、やたらと熱気を感じたような気がします。

小さなお店で目立たないお店なのにこれだけ賑やかなのは、いわゆる隠れた名店みたいな場所なのかとも勝手に思ってしまいました。(そのときの実際は、ネットワークビジネス勧誘者とその人たちが連れてきた人だけなのですが)

あいさつが終わって、しばらくしてO君がKさんに挨拶をしにいこうと言ってきました。
けれど、Kさんのほうを見るとKさんにあいさつをしようとしている人たちの行列ができていて、忙しそうでした。
(初めてお会いしたときは落ち着いていて仕事ができる怖そうな人という印象だったのですが、朗らかに笑って対応していたのを見て驚きました)

私「別に今日じゃなくてもいいよ」
O「せっかくだから、今日にあいさつだけしとこう」

私は色んな人と楽しく話をできて満足していたのですが、O君はそう言って、なぜかなにがなんでも今日に私をKさんに紹介するんだという感じでした

行列に並んで、騒がしい店内ながら、前の人たちの話を漏れ聞こうと耳をすませているとKさんがそれぞれの人に向かって「頑張って」と言っているだけは聞こえてきました。

みんな自分と似たような感じの人たちなんだなと思いました。
そして、Kさんは一人一人に対してきちんと対応をしようとしていい人だなと思いました。
しかし、少数ではなくこれだけ大人数の面倒をKさんが一人で見れるわけがないと思いました。
きっと、Kさんから直接の近い距離でなにかを学ぶという形ではないなとも、このとき思いました。

なにはともあれ、Kさんと少しだけ話をして、今度Kさんが過ごしていらっしゃる品川のタワーマンションに伺うことになりました。

O君は「バーで少し話しただけで、マンションに来ていいって言われるなんてそうそうないことだよ。Sの熱意が伝わったんだよ。すごいよ」と言ってきました。

私は「バーの短時間での立ち話にそこまでの熱意を感じ取れるものだろうか?」と正直思ったのですが、マンションで話すときにどういう気持ちで自分がビジネスに取り組みたいと思ったのか、そのときこそ上手に話せるようにしておこう思いました。

品川のタワーマンションでビジネスをやりたいと言う

O君と待ち合わせて、Kさんの住む高層タワーマンションに伺いました。

すごく緊張してました。

エレベーターで上がって、Kさんの部屋に入室して、話を始めるときには頭が真っ白になっていたと思います。

それでも、私は自分が転職した理由やこれからの人生をどうしていきたいか、ビジネスを取り組むにあたって真剣に努力していくつもりだということを語りました。

Kさんは真剣な面持ちで私の話を聞いてくれました。

そして、いくつか質問をしてきました。

「このビジネスをするに当たって、僕から教えるのための時間、ビジネスを活動するための時間を確保できるか?」
「ビジネスとは言っても華やかなことばかりじゃない、タワシを売り歩くような地味なことでもやる覚悟はあるか?」
「最初に20万円ほどの初期投資がかかるけど、それでもやれるか?」
「やると言ったからにはやりぬく覚悟はあるか?」

こういった質問でした。
私は20万円くらいなら払えるし、飛び込み営業という仕事を始めたばかりの頃はまったく売れなかったけど、続けていたら売れるようになった経験をしていたので、リスクなくできる副業ビジネスなら人よりも成長が遅くとも、地味なことでも言われたことはコツコツと頑張っていく覚悟だけはしていたつもりでした。

なので私は「はい」と答えました。

そして、Kさんは
「わかった。じゃあ、後日、Nからビジネスの詳しい話は聞いて。彼とは一緒にビジネスをやって何年にもなるから。ビジネスの話を聞いて、それでもやりたいと思ったらまた会おう」と言い、その日は別れました。

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