最近、スマホでの広告表示があまりに鬱陶しく感じることが増えてきたので、残念だけど広告をブロックして非表示にする対策、いわゆるadblock機能をスマホに導入してみたところ、快適でした。
なので、導入するに当たっての経緯や考え方、広告ブロックのオススメアプリがわからなかったので調べたことをまとめておきます。
目次
ユーザのことを考えない鬱陶しいスマホ広告を非表示にすることにした経緯
私がアドブロック機能を導入しようと考えるに至った鬱陶しいスマホ広告を、まとめてのせておきます。こんな広告にイラっとする人は私だけじゃないんじゃないかなと思います。
- ページが移り変わった直後に、画面全体に表示される広告。自分が想定していたページ画面と違ってびっくりするし、いちいち閉じるための操作をするのが面倒くさい。
- 操作するたびに中央付近に現れては画面下部にひたすらついてくる広告。コンテンツが見づらいし、ボタンを押したつもりが広告が反応するときがあって鬱陶しい。
- いきなり上から画面中央に降りてきて、再生が勝手に始まる動画広告。いちいち閉じるための操作をするのが面倒くさい。通信容量が勝手に浪費されて不快になる。
- 悪質サイトやアプリに誘導するコードを含ませたウイルスのような広告。間違ってスマホにインストールしたら危なすぎる。こういった広告を採用しているサイトで、すぐに対応しないサイトは信用できない。
これらの広告はあまりにユーザのことを考えていないと私は思います。
これらの広告手法が使われているということは儲けが出ているということでしょうし、こういった広告を好きな人もいるのかもしれませんが、少なくとも私には不快感しかわかず、欲しいと思うどころかそのサイトも広告の商品・サービスについて嫌いになります。
それでも我慢していたのですが、私が広告ブロックを導入することに踏み切ったきっかけは、悪質サイトやアプリに誘導するコードを含ませたウイルスのような広告です。うっかりインストールしてしまって、被害にあったら怖いという気持ちが強かったです。
広告をブロックするアプリを選ぶ上で意識でしたこと
広告をブロックする機能を入れるためには、いわゆる拡張機能(アドオン、アドイン)をダウンロードする必要があるわけなのですが、たくさんの種類があってどの拡張機能を入れればいのかで悩みました。
専門家でもないし自力で検証することは無理なのですが、ネット検索を繰り返し、調べた結果、どのような方針でアドブロック機能を使うことにしたのかをまとめておきます。
広告をブロックする仕組み
広告をブロックしている仕組みを、正確さや細かさを考えずにざっくりと書いておきます。
- URLフィルタリングという仕組み。その広告を発行している提供元をドメイン(URL)で判定します。広告ブロック対象のブラックリストにのっているドメイン(URL)だったら、その広告のデータは読み込まれず、ブロックされて非表示になります。
- HTMLの表示を操作する仕組み。広告表示っぽいHTML表示要素かどうかを判定して、非表示にする。
ちなみに、1.の方がスマホにかかる負担は少なく、また、広告データを読み込まないので通信料も下がります。仕組みは割と単純なのかなと思います。
広告をブロックするアプリを選ぶときの判断基準
広告をブロックするアプリを選ぶ判断基準としては、以下のものとしました。
ただ、広告をブロックする仕組みから考えると、どのアプリを使っても核の機能にはそんなに差は生まれないんじゃないかなと思えます。なので、好みの問題だと思います。
- ネットを見回るときのアクセス速度がなるべく落ちないようにすること。
- 余分な機能もなくメモリ、CPUへの負担が少ないこと。
- 面倒な設定をしなくてもよい
- そのアドブロック機能の提供元が過度な利益重視でなく、信用できること。
- 拡張機能を入れるときに、スマホが保持する情報へアクセスされようなので大切な情報は隔離できるようにすること。
まず、広告ブロック機能について、検索すると真っ先に出てきたadblockとadblcok plusというアプリは使わないことにしました。
以下、wikipediaより引用します。
1.控えめな広告(Acceptable Ads)
Adblock Plusには控えめな広告を許可する(表示する)設定のできる機能があり、デフォルトで有効になっている。Googleのような大型ウェブビジネス等の一部の企業による広告について、「控えめな広告」のリストに追加する代償としてその企業に利益の一部の支払いを求める、というようなことが行われている。2.アフィリエイトID
同機能はバージョン2.3で削除されたため、現在は存在しない。Adblock PlusにはURLの入力ミスを自動訂正するURL Fixer機能がかつて存在し、その機能を用いてショッピングサイトにアクセスした際には自動的にAdblock PlusのアフィリエイトIDを付加し、Adblock Plusプロジェクトの収入になっていた。
1の行為は、不必要な中間業者が出来上がることで企業側にもユーザー側にもよくないんじゃないかなと思いますし、2の行為は他人の権利を不正に奪う泥棒行為じゃないか、どうなんだということで、Adblock Plusは性能的に問題なくても、個人的にこういう提供元が力をつけるのはイヤだなと思って使用候補から除外しました。
参考記事:
GoogleやAmazonは広告を消す拡張機能「AdBlock Plus」にお金を払って広告を表示させていることが明らかに
広告を消してくれるブラウザ拡張機能「Adblock Plus」の秘密
広告をブロックする「Adblock Plus」が広告の販売を開始
ublock originというアドブロックアプリを選びました
判断基準を満たしていたので、ublock originというアプリをインストールすることにしました。
Adblockよりもはるかに軽い広告除去ツール「µBlock」を使ってみましたという記事を読んだところ、スマホではなくPCについての記事ですが、CPU負担が少ないということが書かれていました。
また、使える「広告ブロック拡張機能」10選の記事や使用者がオススメとしている記事などから、機能的に問題なさそうだったので、ublock originを使うことに決めました。
ちなみに、ublockではなく、ublock originの方です。
以下、www.reddit.com/r/newsokur/comments/33wick/ublockから引用
- AさんがuBlockを開発していた
- Bさんが途中から手伝うことになり、Aさんは幾つかの作業を任せることに
- しかしBさんが「uBlockを作ったのは俺だ」と言い出すようになってしまった
- 更にBさんは「利用者は寄付してくれ」という態度を取り始めてしまう
- 功績を横取りして金集めまで始めたBさんを見てAさんも我慢の限界に
- Aさんは仕方なくまた自分でオリジナル版のuBlockを開発することに……
上の文章は正確ではないれけど、ublock originの開発者のスタイルは信用できるなと思いましたので、ublock originを使うことにしました。
気になる方は元の記事などを調べてみてください。
スマホでublock originを使う方法
私のスマホはアンドロイドなので、普段のブラウザはGoogleChromeなのですが、Chromeにはublock originはないようなので、FireFoxブラウザを導入してublock originアドオンをダウンロードして使うことにしました。
広告表示が過度だったり怪しいサイトを見るときだけFirefoxを使うというようにブラウザを使い分けることにしました。
手間は少し増えるのですが、個人的にはブラウザを使い分けることで、
拡張機能を導入するときにこういった表示が出てくるので、個人情報漏れへのリスク分散できる、サイト運営やウェブコンテンツは広告で成り立っている面があるので、悪質サイトのみで広告ブロックするようにする、という使い分けができるのでよいかなと思っています。
(もしFireFoxを使ってみるという方がいれば、Pull to refreshというページ更新アドインも入れないと使いにくいです)
スマホでublock originを使ってみた感想
ublock originのアドオンをダウンロードして、デフォルトの設定からなにもさわっていませんが、過度な広告や怪しげなウイルスまがいの広告をブロックしてくれて、そのままで快適に使えています。
悪質な広告で困っている方は導入してみるといいのではと思います。