薄いけど温かい手袋が欲しい。
冬の寒い季節になると毎年そう思っています。
体の末端にある手を防寒をしないと、冷たい外気に触れて冷え切って、かじかむす、動かなくなるし、痛いしと最悪な気持ちになりますから、手を温かくすることは絶対の条件。
けれど、手を防寒しようとするとき、手は色んな作業をしますので単に温かいだけではなく、なるべく動きを邪魔しないことも大切な要素になってくると思います。
そこで、手袋を選ぶときの基準とはなにか、どんな手袋が薄手で温かいのかまとめてみました。
薄い手袋が欲しい場面
防寒衣料は様々な場面、用途に応じて色んなものがありますが、この記事での手袋は、あまり動かず汗をかかない状況を想定しています。
具体的には、電車や自動車、自転車や徒歩での通学通勤、室内作業、スマホ操作など普段の日常生活における軽い寒さを想定しています。
スポーツや重労働などで大量に汗をかく状況や極寒状況での使用を想定している人には不向きな内容の記事になっています。
防寒に大切な基本原理
動きが少なく汗をそれほどかかない場合での防寒着は、防風性と保湿性に優れていることが大切になります。
防風性の大切さについて
防風性の大切さは、誰でも冬の寒い季節に屋外で外気や風に指先がさらされると、かなり冷たく感じるでしょうからわかるかと思います。
ちなみに、風速1m/sの風にあたると体感温度は1度C下がるとも言われています。
ということで、まず寒い空気に触れないことが大切になってきます。
保湿性の大切さについて
保湿性の大切さについては、知らない人も多いのではないでしょうか。
寒い気温のなかで動かない場合、しばらくしても体温がなかなか温まってくれずに、ずっとしんしんと底冷えするような体験をしたことありませんか?
これは、保温性がない衣服で、体温が逃げていってしまうことから起こります。
そして、保温性に保湿性が大切になります。
意外かもしれませんが、適度な湿度は保温効果として働きます。
なぜかと言うと、水は空気のおよそ20倍も熱を伝える力をもってるからです。
なので、防寒着内に適度な湿度があれば、その湿気が体温を伝えて防寒着のなか全体に温かさを広げていってくれるのというわけです。
手袋に求める操作性について
日常生活で使う手袋の場合は、手袋をつけたまますることもある作業を想定すると、そこで重要になってくることは以下のことだと思います。
- ストレッチ性を持っており、伸縮すること
- スマホを操作するときのため、導電性生地が指先に使われていること
- モノを持つときに掴みやすいような素材であったり、滑り止めがあること
これらを満たす手袋を選ぶとよいかなと思います。
ストレッチ性がある手袋は手にフィットして優しく包み込んでくれる感じがして温かく気持ちがいいだけです。そして、動きの邪魔をしません。
スマホ対応で操作できるように親指、人差し指に導電性生地が使われている手袋がいいと思います。
素手に比べれば操作のしやすさはどうしても落ちてしまいますが、ゲームなどではなく基本的な操作なら手袋をつけたままで十分に操作できます。
手袋はそれなりの厚みをもちますので、表面がさらさらふわふわした素材だとスマホなどを持ちにくいかなと個人的には思います。
薄いけど温かい手袋のまとめ
今どきの手袋は1000円~4000円の価格であれば、温かさとしては日常生活で使うのに十分な性能を持っています。
素材については色んな名称のものがありますが、外側に防風性、内側に保湿性・保温性に考慮されているものであればどれでもいいと思います。(厚みや温かさに大きな差は出てこないと思います)
自分が気持ちよく使える、気に入ったデザインの手袋を選ぶのが大切じゃないかなと思います。