ひきこもりニートをしていることがつらくなった頃、外に出たい、働きたいという想いが強かった時期があります。
普通の人みたいに仕事をして生活を送ることへの憧れでした。
当たり前のことに憧れて、その憧れを実現しました。
実際に働いてみて、経験をいくらか積みました。
経済的な自立も果たせました。
働いてきた日々を振り返ると、私は「仕事によって救われたな」と感じています。
この記事では、ひきこもりニートを脱出して、就職したいという人に向けて、就職活動したり就労したりする前に、自分の気持ちを確認してもらいたいと思って書きました。
ちなみに、内職や在宅ではなく、外働きについてを念頭に置いて書いてます。
ひきこもりニートとして想定する人物像
この記事では、以下のような人を想定しています。
- 人付き合いは苦手である。
- 要領は悪く、ミスもよくする
- 苦しいことを我慢して、前もって努力をすることは苦手
- 意志が弱い
- プレッシャーに弱い
- 上手くやろうとすると逆に失敗する
- そんな自分に自信はない
- 最低限なら責任感はあると思っている
- 生きることを割りと面倒くさいも感じている
- 根はひきこもり気質である
- でも、働きたいし、生きていたい
- ささやかな幸せがあればいい
こんなタイプのひきこもりニートを想定しています。
過去の私というか、今の私でもあります。
人間の本質は中々変わらないと痛感しています。諦めています。
でも、なんとか働けています。
輝かしくなくても、なんとか世界の隅っこで働いていたいと思う人に読んで欲しいと思っています。
なぜ働きたいのか?【意志確認:本当に働きたいのか?】
いきなりなんですが、あなたがひきこもりニートを脱出して、外に出て働きたいと思ったのは、なぜでしょうか?
この質問への答えというか、働きたいという想いが、あなたを支えてくれる勇気になります。
就労における社会復帰の道のり半ばで、つらい出来事を経験したときに、挫折する確率を下げる効果がある……と思います。
私の場合は、下記のような理由から外で働きたいと思いました。
- 生活費を稼ぎたいから
- 人と出会いたいから
- 人に認められたいから
- 外が楽しそうだから
- 部屋にいることが苦痛で抜け出したかったから
- これから先、何十年も働かずに部屋にいることを想像したら怖かったから
- 働くことができたなら、自分を認めることができると思ったから
- ひきこもりニートだからって仕事ができないと決めつけるのも変だと思ったから
- 人間らしい生活に憧れていたから
あなたなりの理由があるはずです。
働きたい理由を強く思い浮かべてみてください。
「うおぉー、働いてやんよー」という熱い気持ちが30秒くらい胸の奥から湧き上がってくると思います。
働きたいという想いが高まっているうちに、紙に書き留めておくことがオススメです。
部屋の壁に貼るなり、引き出しに入れておくなり、パソコンのトップ画面に配置するなり、目に見えやすいところに置いておきましょう。
失敗して落ち込んで、「やっぱり自分には無理なんだ。部屋に引きこもろう」と思ってひきこもることもあると思います。(過去の私です)
社会に「ごめんなさい」したくなるときもあると思います。(過去の私です)
でも、自分が以前に書いた願望がふとした瞬間に目に見えると、外を目指したときの気持ちが湧き上がってきて、もう一度、頑張ろうって思える……かもしれません。
なので、ふとした瞬間に目に入る場所に、自分の気持ちを貼り付けておきましょう。
後で再生しやすいように、自分の気持ちをしっかり保存しておきましょう。
意思の弱い人間である私は、気持ちが長続きしないことを前提にして動くようにしています。
それでも、諦めることは多いです。
諦めることは、本当に心の底から望んでいたものではないのだと、諦めるようにしています。
メンタルが弱いので、自分に無理な高望みはしないようにしています。
でも、本当に心から望んでいるものには、挫折を繰り返しながらでも少しずつ、その場所に向かっていくように人間はなっていると感じています。
普通の人が一か月で克服するようなことに、私は数年もかかるような人間です。
それでも確かに、自分の求めている方向にふとした瞬間に心が向かうし、身体は動きます。
働きたいと心の底で思っているなら、少しずつ向かっていくはずです。
上手にできるかどうかは気にする必要はないです。
なぜ働きたいのか?
働きたい意志をたぎらせましょう。
どうなれるのか? どうなりたいのか?【目的確認:仕事はひきこもりニートを救う】
あなたが生きている理由は、幸せな人生を送るためです。
そのための手段として、外での労働を選んだのだと思います。
その選択の先に、どんなものがあるのか。どうなれるのか?
外で就労することが、自分の目的にきちんと合っているのかどうかを確認した方がいいと思います。
なので、私がバイトや正社員として働く中で、実際に手に入れることができたものを挙げておきます。
- 自分の生活費を誰に頼ることなく稼げるようになるので、自由となり快適になります。
- 一緒に働く人たちとは、同じ目標に向かって苦楽を共にして取り組むので、仲間意識が芽生えやすく、友人ができます。
- 自分にはない体験談や感性を対面で聞けるのが、楽しいです。
- 人と話すときに感じていた罪悪感や劣等感などが減って、人とまともに会話できるようになりました。
- オドオドします。でも、ドキドキもするし、ワクワクもします。心が感動して、躍動して、生きている気持ちよさをすごく感じます。
- 外で活動するからこそ、部屋にひきこもってゴロゴロするとき、かなり最高に楽しいです。
ひきこもりニートから脱出しようとするとき、つらいこともあると思います。
(つらいことがあったら、部屋にひきこもってストレス発散してます)
でも、それを乗り越えると、自分の部屋では出会えない、外にだからこそある面白さと出会えます。
死んだように部屋で寝たきり生活をしていた頃と比べて、「自分の人生を生きている」という充実感があります。
私は働くことで手に入ったものが、たくさんあります。
ささやかな幸せをくれました。
あなたはどうなりたいですか?
もし、あなたが私と同じようなものを欲しいと思って、外を目指しいてるとしたら、外を目指す価値はあると断言します。
この記事を読んで、外で働くことに価値を感じたなら、就職活動を頑張ってみてください。
仕事はひきこもりニートを救ってくれます。